sukerokuのアーリーリタイア(を目指す)記録

アーリーリタイアをする資産は一応あるが、色々なしがらみや心理的なハードルから思いきれないでいる半端モノの記録

日本人の3分の1は日本語が読めない?->間違いなく読めないと思う。コロナ対応で納得

 

news.yahoo.co.jp

 

今週号の週刊新潮橘玲氏の「人間、この不都合な生きもの」という連載の「知識社会の見えない存在」というタイトルで上のリンクの記事に関連するPIAACの結果について再度議論されていた。

 

この結果が恐ろしいのは一般的な大人の知的能力の低さである。僕の周りにはこういう人達はいないが、広く世間全体をみると、バカばっかりということになる。

  1. 日本人のおよそ3分の1は日本語が読めない。
  2. 日本人の3分の1以上が小学校3~4年生の数的思考力しかない。
  3. パソコンを使った基本的な仕事ができる日本人は1割以下しかいない。
  4. 65歳以下の日本の労働力人口のうち、3人に1人がそもそもパソコンを使えない。

 

しかもさらに恐ろしいのはこれでも日本は世界一らしいということ。他の国はさらにバカばっかりのようである。

 

このPIAACの問題は文科省のHPで公表されている。

www.mext.go.jp

 

数的思考の問題をみてみたところ極めて簡単。というよりむしろ簡単すぎて何か落とし穴があるのではないか、ひかっけ問題ではないかと思うくらいストレートな問題。

 

殆ど問題ともいえないくらいのレベル。このレベルの問題が正確に解けない人達が世の中には半分から1/3くらい存在するということを知って絶望的な気持ちになった。

 

橘氏曰く、世間一般の知的レベルはこの程度なので、生活保護の申請や税務申告書など自分でできる人はせいぜい5人に1人くらいだという。政治家や官僚が分かっていないのは世間の知的レベルはこの程度であるということ。

 

ケーキの切れない非行少年たち」という本があるが、程度のこそあれ平均的な国民もにたようなものだろう。

 

こういうレベルの知的能力の人とは普段交わることがない。間違いなく今の社会は知的レベルで分断があると思う。ケーキを3等分できない人や、PIAACの簡単な問題が解けない人は僕が親しくしている範囲には間違いなくいない。どこにいるのだろうと思うけど、現実にそういう人達は多く存在している。

 

今回のコロナ騒動をみていくら客観的な数字を示してコロナのリスク、ワクチンのリスクを説明しても分からないということが分かった。結局数字を読む力がない、論理的に考える力がない人が大半なのだ。

 

だからいくら数字や論理で説明しても彼らが理解することはない。ゆえに、ワイドショーなどメディアの煽りに簡単に乗ってしまうのだろう。

 

こういう現実を知ると絶望感を覚えるのだが、しかしもう一歩思考を進めてみると、こういう人達がいるから自分が知的優位に立てるのだという現実が浮かび上がる。

 

世の中の平均がもっと高く、今より多くの人が論理的で数字を読みこなす力を持っているとすれば自分の知的レベルの比較優位性は失われることになる。

 

そういう環境であれば自分の人生は今ほどうまく行っていないだろう。

 

このように考えると多少の皮肉も込めて言うとこういう知的レベルが低い人達のお陰で自分の人生があるのだと言える。

 

間接的に感謝すべきことなのかもしれない・・・。