交通事故死とコロナ死 どちらの方がリスクが高いのか?
日本においてコロナで死亡したのは累積で1.6万人程度。
ただしコロナは老人になるほど死亡率が高く、若者で死ぬ人は殆どいない。
これは以前まとめたデータでも明らかにした。
ちょっと疑問に思ったのは、交通事故と比較して、コロナってどれくらい怖いのだろうかということ。
コロナが怖いといってもどのくらい怖いのかというのは何かと比較することでしか分からない。
交通事故で死亡するのは年間4000人程度(平成25年)(ただし令和元年は3215年と最近の傾向として減ってきている)。
※平成25年のデータを使ったのは最新のものが年齢別でデータが取れなかったから。
コロナは約1.5年の累積なので、交通事故の死亡数も1.5年換算すると6000人程度。
コロナの1.6万人と交通事故の6000人を比較すると、明らかにコロナの方が多い。
これを見るとコロナの方が怖い。約3倍怖いことになる(そう言われると意外に大したことないか?)
交通事故で死亡する例なんてあまり身近に聞かないない(ニュースでは聞く。ニュースになるというくらい稀なケースではある)。
毎日生きていて、交通事故で死ぬかもと思って生活している訳ではなく、普段はそのリスクはあまり考えないだろう。
そういう交通事故と比較してコロナはどれくらい怖いものなのだろうか?
取れるデータから比較してみた。
全体の死亡数はコロナの方が交通事故よりも多いので、当たり前だが全体ではコロナの方がより怖い(死亡率が高い)ことになる。
しかし年齢別にみると面白いことが分かる。
60歳未満に関して言うと、どの年代でもコロナよりも交通事故の方が死亡率が高い。
特に若者でいうと圧倒的に交通事故の方が怖い。
10代未満はそもそもコロナで死亡していないので、交通事故の方が無限大に怖い
20代でも交通事故の方が37倍怖い。
30代でも交通事故の方が10倍怖い
私は40代だがそれでも交通事故の方が4倍怖い
40代以下の人達はコロナで怖がって騒ぐよりも、交通事故での死亡をより強く意識した方がいいようである。普段交通事故対策はどうしているだろうか?普通に気を付けていると思うけど。
交通事故は60歳以上でくくられて、高齢者の細分化の数字がないが、もしかしたら60代でちょうどトントンかも?コロナの死亡者は高齢者の中でも後期高齢者にかなり偏っているので。
これは別にコロナが怖くないと言っているのではない。
やはりコロナに罹るのは嫌だし、死亡しなかったとしても苦しむのは嫌だ。
しかし客観的にどのくらいのリスクなのかということを身近な交通事故という例と比較してどのくらいの心構えでいたらよいのかを考えることは重要である。
僕の年齢においては交通事故の方がより怖いが、とは言えコロナもそれには劣るがある程度怖いので(死ぬとか後遺症よりも社会的な抹殺が一番怖いかも)、適度に(ここが重要。過度ではなく)気を付けようと思う。
ちなみに交通事故は死亡数のランキングでは決して上位ではない。
ガン、心疾患、脳血管疾患、肺炎、自殺などに比べると圧倒的に少ない。
ちなみに交通事故も含まれる不慮の事故でも毎年数万人が亡くなっている。交通事故はその中の20%を占めるに過ぎない。不慮の事故というのは、転倒、溺死、窒息、火災などである。
何度も言うがコロナが怖くないというわけではない。
僕はコロナは適度に怖がり、罹らないように予防するべきだと思う。
しかし非合理なレベルで防衛する必要はないと思う。つまりコロナが怖いから出かけないとか、旅行にいかない、外食もしないとか。
リスクに応じて適度に恐れたいし、予防したいと思う。
こういうことを言っても、すでに心理的にコロナ脳に陥っている人には分からないと思う。
客観的に判断できる場面で客観的な視点を持てないという人はやはり世の中の弱者であると思う。こういう人達は結局色々な場面で搾取されている人達だろう。
それはギャンブルであったり、詐欺であったり。そういう大それたことでなくても普段の買い物でもそうだろうし、色々な場面で損をしている人達だろうね。