「ワクチンに効果があるというのだけではワクチンを打つ理由にはならない」ということが分からない人が多すぎて驚く
ワクチン推進派の人はワクチンに効果があるからワクチンを打てという。
このロジックには大きな違和感がある。
ワクチンに効果があることくらい分かっているよ。効果がなければそもそも世界的な詐欺でしょう(もちろん効果の程度や効果が継続する時間は問題になる)。
それはデータでも示されている(直接見ていないけど、それは間違いない)。
では、「ワクチンに効果がある -> ワクチンを打つ」というのは自然な論理の流れなのだろうか?
この論理の途中に検討すべきことが2つあると思う。
①まず第一にその対象となる疾患にどの程度のリスクがあるのかということが重要である。
リスクというのは疾患の確率と疾患した場合の問題の大きさの二つの意味。
これは極めて当たり前の話。
例えば1億人に1人しか疾患しないの病気があった場合、そんな確率の病気のためにワクチンを打つだろうか?
実際に世の中には多数のワクチンが存在する。しかし我々はその殆どのワクチンを打っていない。なぜなら疾患する確率が非常に低いからだ。
そして次の問題は疾患した時に重症度の問題。
疾患する確率が高くても重症度が低ければワクチンは打たないだろう。逆に疾患確率が低くても、疾患=死となる疫病であればワクチンは打つであろう。
これも当たり前の話。普通の風邪のためのワクチンなんて誰も打たない。なぜならちょっと鼻水がでて、熱が出ても数日で収まるから。
COVID-19の場合、僕の感覚では、疾患する確率は高いが(それでも例年のインフルエンザよりも確率は低い)、疾患しても重症化する確率は60歳未満では低いので、ワクチンを打つ理由にはならない。
①でワクチンを打った方が良いと判断できたなら、次の課題をクリアする必要がある。
② そのワクチンの安全性はどうか?リターンに見合うほどリスクは低いのか?
これも当たり前の話。
リスクを考えてワクチンを打った方が良いと判断しても、そのワクチンに大きなリスクがあるなら、打たない方が良い。
COVID-19のmRNAワクチンの場合は、通常のインフルエンザワクチンに比べて明らかにリスクは大きい。それは副反応の数を見れば明らか。インフルエンザワクチンではそれほど副反応は出ない。COVID-19のワクチンは明らかにこれまでのワクチンとは異なる。
しかしそもそも僕は②の問題に到達しておらず、①の段階でワクチンを打つ理由は(今のところ)ないと思っているので打たない。
つまりもともとそれほど大きなリスクではないので、ワクチンを打つ理由が十分ではない。
ワクチンを勧める人から副反応が怖いのかと言われても、その前の段階で打つ理由がないのでそういうことではない。また長期的影響について心配する人もいるが(僕も長期的影響についてはあり得ると思うが別に確証はない)、同じくそれ以前の問題。
とは言え従来のインフルエンザワクチン程度のリスクであれば打ってもいいかなと思うのだが(同調圧力も強いし、コロナに罹ると何かと面倒なので)、今回のワクチンは明らかに異質なので打つ判断をしていないというのはある。
世の中の議論を見ていると本質からずれているな~と思うね。
ワクチン推進派の人は、コロナがいかに怖いかということを主張し(数字を示さず、感覚だけで。数字があるのに数字を扱えないバカなのか、数字で示せば主張が揺らぐからかどちらかの理由で)、ワクチンの効果を主張する。逆にワクチン反対派の人は、ワクチンの怖さを主張する。
ワクチン様子見派の私はCOVID-19のリスクとワクチンの効果とリスクを見守っている。そして現時点ではワクチンを打たなくてよいと思っている。日々新しい情報が出てくるから、それを見ながら判断しても全然問題ないよね。
様子見するというのは判断していないのではなく、これも一つの判断・態度ですね。
①打つ、②絶対打たない、③様子見するという3つの選択肢があるわけです。
年寄りは①でもいいかもしれないけど、60歳未満は③が一番合理的だろうね。
僕はワクチンは打っていないが、②ではない。別に絶対に打たないとは決めていない。
しかしおそらくこれから出てくる情報を確認しても、おそらく打つ理由に値するものは出てこないんじゃないかなと思い始めている。