コロナワクチンを接種するかどうか冷静に考察してみる -> 結論「様子見がいい」
先週我が家にもいよいよコロナワクチンのチケットが届いた。
まだどうするか決めてはいないがワクチンを打つリスクと打たないリスクを簡易的に比較してみた。
今のところワクチンを打ったことによる死亡リスクの方が、コロナに感染して死亡するリスク(=ワクチンを打たないリスク)の方が10倍くらい高いという結果になると思う。
ただしこれには注意が必要である。
・コロナで死亡するのは年齢別に圧倒的な違いがある。80代以上が最多で20歳未満はゼロ。50代未満も非常に少ない。
・コロナの死亡にカウントされるのはPCRで陽性になった人である。つまり他の原因で死亡してもPCRが陽性であればコロナ死亡とカウントされる。
・ワクチンは今のところ殆どが高齢者であり、高齢者は副反応が出にくいと言われている。今後ワクチンの接種年齢が下がることで死亡率も上がる可能性がある。
このように考えると見た目の死亡率10倍の差は最大の差であって、実際は差はもっと縮む可能性がある。
さらに
・コロナワクチンはmRNAという手法をとっており、臨床実験が圧倒的に不足している新型のワクチンである。政府は安全と宣言しているが長期的な影響は誰にも分からない。
・ワクチンは一度打てば永久的に効果があるものではなく、定期的に打つ必要がある。1回の接種の効果がどのくらい継続するのかも明確ではない。
これが結構致命的なリスクである。不確実なワクチンを継続して打つにはリスクがさらに増大する。そのリスクに見合うリターンが果たしてあるのだろうか。
・死亡率は最大で10倍だが年齢を限定したり、基礎疾患があるかないかなどの調整するとその差は縮、ほぼ変わらない可能性がある。
・つまり得られるメリットはあまり大きくない一方でリスクは不明瞭というワクチン接種に分が悪いことになる。
最後に言うとそもそもの死亡率が非常に低いので(10万人あたり12人)、あえてリスクを取るメリットがない。これが死亡率が高いものであれば考え方も変わってくるかもしれないがコロナは欧米ではかなりの死亡者は出ているが特に東アジアでは死亡率はかなり低い。
こういう場合は様子見というのが一番ベストな選択肢であると思う。
これはリアルオプションの考え方と同じ。選択肢を持っている状態はオプションという価値のあるものを持っていることになる。
一度でも接種してしまうとすでにリスクを受け入れたことになる。もちろん再度受けるかどうかはオプションだが、一度接種すると接種しない状態には戻れないが、接種していなければいつでも接種することはできる。
世間では一刻も早く打ちたいという人がいるようだ。基礎疾患がある人や80オーバーのお年寄りなどなら分からなくはないが、普通の人で一刻も早く打つメリットは冷静に考えると見いだせない。
こういう人はかなり感情的にパニックになっているだけだろう。こういう人には何を言っても無駄だと思うのであえて正面切っていうことはないが、冷静に考えた方がいい。
ワクチンは今後も改良が進むだろうし、より安全なものも開発されるだろうし、足りなくなるということは考えにくい(今は一時的にパニックで足りなくなっているようだがやがて余る(アメリカではすでに余っている)。
このように考えると(あくまで僕の場合は)静観することが今の時点ではベストな選択肢だと思う。
もちろんコロナで死ぬ可能性もあるし、ワクチンで死ぬ可能性もある。もっというと生きている限り必ず死ぬし、早死にする場合はコロナ以外の他の理由の方が可能性は高い。