夢がある話って結局「お金」の事、特に「物欲」を満たすものだから笑ってしまう
よくスポーツ選手や芸能人が子供たちに夢をとか言っているけど、そういう時はほとんどの場合、いくら稼いだかとか、こんなに高いスポーツカーに乗っているとか、こんな豪邸に住んでいるとか、お金の話ばかり。
結局お金の話なんだよね。
単にお金の話であればいいのだけど、それがほとんどの場合は物欲。
こういう「子どもたちに夢を」とか言っている連中は何にも考えずに受け売りで言っているだけで頭の中は空っぽ。
僕もお金はとても大切だと思っている。お金で殆どの事は解決できる。逆にお金で解決できない事は少ない。
若いころから20年くらいずっと一定金額のお金を蓄積することを目標にやってきて、40歳くらいである程度目標達成できた。
しかしそれは別に物欲を満たすためではない。
物欲なんてそもそもそれほど持ちあわせていないし、物なんて買ってもすぐに飽きることはもう子供の頃からの経験で分かっている。
それよりもお金を持つことによる精神的な安定こそが目的である。
皆、幸福になりたいと思っている。幸福というのは心理的なものである。
物で幸福になれるかと言われるとそれは一時的にはなれるかもしれないが、すぐに飽きてしまって、また別の物が欲しくなる。
結局それは幸福な状態とは言えない。もっと欲しいと追い続けている状態は飢餓の状態。
それよりもお金があるということが心の安定につながる側面をもっと強調すべきだと思う。お金があれば、少々嫌な事があっても気晴らしができる。仕事が嫌になればやめれば良い。結婚生活が嫌になれば別れれば良い。誰かとトラブルになればお金で解決すればよい。
お金があるということが心の安定につながる。
決してお金を使うことが心の安定につながるわけではない。
「夢がある」話ではそういうお金の持つ力のことは言わない。全部物欲の話。
僕だったらそういうお金を持つ事による安心感、心の安定、ひいてはそれが幸せに繋がることをもっと強調して伝えるけどな。
殆どの人は分かっていないのだろうけど。
お金を持っている人の中でも一部の人しか理解できないのかもしれない。