sukerokuのアーリーリタイア(を目指す)記録

アーリーリタイアをする資産は一応あるが、色々なしがらみや心理的なハードルから思いきれないでいる半端モノの記録

ゆとりを持った資金計画のためにいくら必要か。ざっくり目標は15億円かな。

 

アーリーリタイアのためにいくらの金額が必要かという議論があるが、これは本当に人によってマチマチなので一概に言えない。

 

独身で地方在住で自宅がある人で、さらに節約志向の人で月の出費が10万円程度の人もいれば、東京でもっと普通に家族と生活している人もいる。

 

働きたくなくてアーリーリタイアだけが目的ならとにかく生活コストを下げればいい。家に閉じこもってネットをしたり、ゲームをしたりするので十分満足するなら大してお金もかからない。

 

余裕を持った生活でアーリーリタイアしたいとなると生活コストを下げることにそれほど全力を注ぐわけではない。

 

家族がいればさすがに無理な緊縮生活につき合わせるのはどうかと思う。家庭の方針と言えばそうかもしれないが、以前ザ・ノンフィクションで観た、学校も行かせず自然の中で育てた子供たちが可哀そうだった(親父の都合で人生が決められる)。自然の中で生きる力が付いたと言えるかもしれないが、現代社会で生きる力は付けらない。子供には子供の人生があるので、親ができることは可能性を広げて上げることだと思う。子供は親の所有物ではなく、別の人格である。

 

結局ネット上に色々と書いてある、いくらならアーリーリタイアできるというものは全く役に立たず、自分なりの計算をする必要がある。

 

僕の場合は決して贅沢をしたいわけではないが、

・日々の生活で残高を取り崩したくない

これは精神的なもの。残高が減るというのはやはり精神的にしんどいものがあるので減らしたくない)

・お金のことを気にせずに日々の生活を送りたい

全く気にしないといのは無理だが、多少の出費増は気にならない程度にお金がある。

・自由に旅行や趣味にお金を使いたい

・都会と地方の二拠点で生活したい

・モノはそれほど必要ない

 

 

という前提で考えると、やはり税引後で最低2000万円/年は必要になる。

もう少し余裕を持つとなると3000万円/年が税引後で必要になる。

 

 

これは間違いなく多いと思う。世間一般で言われるところのアーリーリタイアに必要な生活費ではない。通常は家族がいれば700-800万円、独身であれば500万円で十分であろう。

 

かといって自分は年に5000万円や1億円も必要ない。特に見せびらかしたい生活をしたいわけではなく、また人付き合いも悪いのでそこまで使うこともない(年に5000万円以上使うには、結構な物欲と仲間欲(みんなで何かしたいという欲求)がないといけない)

 

GOETHEの雑誌とかに出てくる人達(大体いつも同じメンバーが同じようなものを見せびらかして出てくるのが滑稽であるが)のように、物欲があり、仲間と一緒に楽しみたいという人であれば数億円単位で使えるだろう。僕は物欲はなく、人と常に一緒にいるのは嫌なのでそんなに使うことができない。使うとすればかなり無理やりになってしまうので楽しくない。

 

また、アーリーリタイアというと普通はある程度元本を取り崩すことが前提かもしれないが、自分としてはやはりそれは不安。元本が減っていく感覚は嫌なものである。

 

税金が20%とすると、税引後で3000万円なら税前で3750万円、税後で2000万円なら税前で2500万円稼ぐ必要がある。

 

しかもできればこれらの収入を安定的に配当と利息で稼ぎたい。さらに言うと現物不動産のようなものではなく、流動性のある株式と債券で。

 

このように保守的に見積もるとハードルが高くなりざっくりいうと10億円くらい必要になる。

 

今のような株高の時期であっても3.5%から4%くらいの安定的な配当金を出す会社は結構ある(日本に限らず海外でも)。もちろん元本の毀損リスクや配当金の減額リスクはあるが、それでも細かくみて行けばそれらのリスクを抑えて3.5%から4%程度を稼げる銘柄は存在する。

 

10億円を3.5%で運用すると3500万円/年の収入になる。税引後で考えると2800万円/年程度。

 

ただし自分の持っている現金をすべて投資に回すというのは怖いので、2/3だけ投資に回すと考えると、5億円の現金が必要になる。

 

以上からざっくりと15億円の資金があれば自分としてはかなり余裕を持った生活ができることになる。

 

もちろんこれはあくまで目標であって15億円ないとアーリーリタイアできないというわけではない。アーリーリタイアをしながら資産を増やすということも可能である。

 

リタイアをすると目標がなくなりそうなので、こうやって具体的に目標を持つのは良いことだと思う。

 

若いころは100億円を目指していた。その後50億円でもいいかと目標を下方修正。そして今は15億円とさらに下方修正(笑)。それでも十分大きなお金であることに違いはないけど。