50を過ぎれば今を楽しむことを最優先にするべき
50代半ばでリタイアしたゴルフ仲間と話していて共感したのは50代になれば将来の準備をするよりも、今を楽しむことに集中した方がいいということ。
もちろんお金の問題はある。老後のお金の心配があればおちおちと50歳でのんびりと今を楽しむことに集中できないかもしれない。
幸いに僕の場合はリタイアするだけのお金があるからその点は問題ないが、十分なお金がなくても同じことだと思う。
ずっと「将来の為」というモードでやってくると、「今を楽しむ為」のモードに転換するのは結構難しい。だから早めに準備をしないとある日突然「今を楽しもう」と思っても意外にできないものである。
何をしてもいいか分からないし、何をしても後ろめたい気がしてあまり楽しめない。
僕も場合は40歳くらいで一応リタイアできる資産ができたが、45歳過ぎでさらに資産が倍になって完全にリタイアできるようになった。40歳から徐々に仕事を減らし、45歳を過ぎるとさらに仕事を減らし、徐々に「将来のため」モードから「今を楽しむ」モードに転換しつつある。
それでも平日に連続でゴルフをいったり、水曜日から日曜日まで仕事を何もしなかったりすると少々後ろめたい気持ちになる。本格的にはコロナになってから仕事を減らしたのだが(というよりも勝手に仕事が減ったという言う方が正しい)、まだまだ慣れない。
とは言え徐々にこの新ライフスタイルに適合しつつあり、あと1,2年もすればもっと気持ちよくこの緩い生活を楽しむことができるだろう。
例えお金に不安があって完全なリタイアとはいかなくても、50歳からは徐々に仕事から離れて(仕事が好きであれば問題ないが)、プライベートの充実に力を注いだ方がいいと思う。
70歳、80歳になる頃の生活が不安?その頃になれば今ほど体力もないし、頭脳もずっとスローになるし、欲望もある程度減ってくるだろう。なによりあと5年、10年で死ぬことがほぼ分かるので、多少惨めな老後であっても5年、10年の我慢だと思えば問題ないだろう(実際はまだまだ欲望が残っていたりして)。
この世を惜しんで死ぬよりも、早く死にたいと思って死ぬくらいでちょうどいいのではないか?
とにかく仕事に対して興味がないなら、元気なうちに今この瞬間を楽しむということに全力を注いだ方がいいだろう。