sukerokuのアーリーリタイア(を目指す)記録

アーリーリタイアをする資産は一応あるが、色々なしがらみや心理的なハードルから思いきれないでいる半端モノの記録

2種類の成功モデルを認識することの重要性

 

日本で教育を受けると(他の国のことは詳しくないので、他国との比較の上での日本ということではなく、自分が知っている範囲という意味)どうしても同じことを人より上手にやることによる成功に目が向きがちである。

 

特に大学受験までは基本的に同じことを人よりうまくやれば成績が良い、褒められるという世界に生きてきているのでどうしてもその発想から逃れられない。

 

だから医者になりたいから医学部ではなく、一番難しいから医学部に行きたいとか、この会社に行きたいというよりも、人気があるから行きたいといことになる。

 

この方向の成功モデルがダメだという気はないが、人と同じことをより上手にやることによる成功はあくまで一つのモデルでしかない。

 

このモデルの問題は、成功者がどうしても一握りになってしまうことだし、自分のやりたいこととやっていることが乖離する可能性がある。

 

大学に入っても相変わらずこの成功モデルから抜け出せず、自分を見失う人も多いと思う。

 

アメリカのビジネススクールにアプライする際に僕は共通テストは一定点以上取った段階でさっさと見切りをつけてエッセイや面接対策に時間を使ったが、日本の受験モデルから抜け出せない人はいつまでたっても共通テストの点数を上げることに必死で結果的にエッセイや面接で差別化できず失敗していた。

 

このモデルだけを信じている人は会社に入っても、一番良いと言われているコースに乗ろうと努力するタイプだろう。しかし同じコースでの競争なので当たり前だが成功者は一握りということになる。

 

 

もう一方のモデルは人と違うことで成功するというモデルである。

 

これは差別化のモデルで、成功という点では上述のモデルと同じだが、人と同じことをやって成功するのではなく、差別化して成功するモデルである。

 

僕は大学生までは「人と同じことを上手くやるモデル」で勝負してきたが、社会人になってから特に米国に留学する頃からは自分の成功モデルを変えて「人と違うことで差別化して成功するモデル」に転換した。

 

結果的にこれが良かったと思う。

 

自分の能力にも限界を感じていた。大企業に留まってもある程度は出世したかもしれないが、おそらくどこかで挫折していただろう。

 

日本人は共通試験の受験を経験しているのでどうしても前者のモデルを成功モデルとしている人が多いように思う。

 

だから企業でも差別化することは苦手で、競合他社の真似をしたいり、追随したりして、他社と同じことをより上手にやろうとするマインドから抜けきれないのだと思う。

 

これは結局個人の考え方がそのモデルに依存しているからだろう。

 

同じことで勝負するなら勝者は1人だが、違う事で勝負すれば勝者は複数出る可能性もある。

 

ちょっとした考えの違いだけど、自分は後者のモデルをキャリアの早い段階で取り入れたことが結果的に良かったと思う。