sukerokuのアーリーリタイア(を目指す)記録

アーリーリタイアをする資産は一応あるが、色々なしがらみや心理的なハードルから思いきれないでいる半端モノの記録

アーリーリタイアと社会的評価の葛藤にどう対応するか

 

自分としてはアーリーリタイアをさっさとしたいと考えている。

 

どう考えても60、70歳まで頑張って社会的評価を上げたところで、最終的には死ぬわけだしそんなくだらない評価を求めて頑張るよりも、今に集中して楽しむことを優先した方がいいと分かっている。

 

これは何度考えても間違いがないと思うのだが、頭で合理的に考えるのと感情はまた異なる。

 

同窓会の案内などで同級生の誰かが社会的に成功しているのを見ると、果たして自分はこのままでいいのかと少し自分の選んだ方向について疑問に思うことがある。

 

つい最近もあった。ついつい同級生がどういう活躍をしているのか知りたくなる。そして自分と比較してしまう。

 

これは感情の問題なのでどうしようもない。徐々に吹っ切れてこういう感情が少なくなっていくかもしれないが今のところはこの感情が残っている。

 

それでも合理的に考えるとどうしてもさらに何らかの社会的な成功を目指すべき理由が思いつかない。

 

結局そういう葛藤を抱えながら生きていくしかないのだと思う。

 

この葛藤は別に苦しいという問題ではない。自分の方向性について多少疑問に思うこともあるが、それでもアーリーリタイアの道を選んでも別に不幸ではなく、時間もお金もあるなら幸せである。

 

元々社会的な成功がない人であればこういう葛藤はないだろう。社会的には成功していない人はアーリーリタイアが成功なのでそういう葛藤はない。

 

社会的にある程度成功した場合はこの葛藤があると思う。

 

殆どの社会的成功者はより成功を求めると思う。それはやはり自分が成功した道だし、成功するだけの能力があるということでもあるし、「社会的に成功を収めること=良い事」という価値観に支配さているからだろう。そして実際にさらに成功することもできる。

 

ここでその成功ルートから降りるというのは結構難しい判断ではあると思う。

 

実際にどのくらいの人がそのルートを降りたのかはよく分からない。そういう人達は表に出なくなるからだ。意外にいるのかもしれないし、やはり少ないのかもしれない。