読書にいまいち身が入らなくなってきた。kindleかリタイアが原因か?
アーリーリタイアして気づいたこと(厳密にはリタイアしてないけど、最近は会議に出るくらいしか仕事をしていないので実質的にアーリーリタイアなので)。
これまでずっと本を読むことが大好きで活字中毒気味だったのが、最近は読むペースがかなり落ちてきたし、読むモチベーションが保てなくなってきた。
昔から毎日必ず本は持ち歩いていたし、kindleになってからもかならずkindleはかばんに入れているし、大量の本をkindleとPCに入れている。それなのに最近は全然本を読まなくなった。
一つの原因はkindleになったことかもしれない。紙の本に比べて全体像が掴みにくく、パラパラとザッピングすることができない。
僕は速読を何度か学んだくらい読書が好きで、かつ読書をするときは普通の本の場合はじっくり読むというよりも気になる部分をザッピングすることが多い。それがkindleになるとできなくなって読書意欲が減退したのかもしれない。
では紙の本に戻せばいいのかというとそうでもない。すでに紙の本は断捨離してしまっているし、家に本が溢れている状態を二度と作りたくない。大量の本を処分(捨てるか、売るか、PDFにするか)するのに結構大変だったので、また紙の本を買って貯めていくのだけは避けたい。
もう一つの原因の可能性はアーリーリタイアだと思う。これまで僕は常に何かの目標をもって生活してきた。だから暇という時間はなくて、時間があればその目標に向かっての作業をしていた。読書もその一環。もちろん趣味の読書もあったが、多くは目標に向けての直接的な読書だったり、または広く知識を増やして間接的に目標に近づくための読書であった。
それがアーリーリタイア状態になって目標がなくなった。今目標としているのは、今を楽しむということ。将来のための今ではなく、今のための今である。ゆえに不必要に知識を増やすことは必要ない。だから読書に対する熱が下がった気がする。
これは実はかなり想定外で、僕は1日図書館で過ごしても満足できると思っていた。リタイアしたら本を読みながら図書館で過ごしたり、カフェで過ごしたり、そうやって穏やかな毎日に満足すると思っていた。
それが意外にも一番の趣味であった読書に今一つ身が入らないというのは想定外。
ただしこれが65歳になってからのリタイアであれば暇を持て余して困るだろうが、幸いにまだ若くしてリタイア状態になったので、まだまだエネルギーが溢れている。他の趣味に力を入れることもできるし、他に打ち込むことを探すこともできる。
リタイアしてすることが無くて毎日暇と言って、仕事をしている時の方が良かったという人にはなりたくないと思う。仕事なんかしているよりも、リタイアして今を楽しむことができる方が余程いいものだ。