sukerokuのアーリーリタイア(を目指す)記録

アーリーリタイアをする資産は一応あるが、色々なしがらみや心理的なハードルから思いきれないでいる半端モノの記録

「子どもが外食で値段を気にするのは品がない」->意外に賛同意見が多くてびっくり

 

こんな記事がでてました。

「子どもが外食で値段を気にするのは品がない」と妻が不満 父親の節約志向は直すべき?〈dot.〉(AERA dot.) - Yahoo!ニュース

 

【相談者:小4と幼稚園年長の息子2人を持つ30代の父親】
 小学4年と幼稚園年長の息子がいる30代後半の父親です。自分の金銭感覚がケチなのか? モヤモヤしています。私の年収は700万円ほどですが、妻は専業主婦なので、留学や塾などの教育費をためるためにかなり倹約してもらっています。私はもともと必要以上にお金を出さないタイプで、その影響か、子どもたちも物の値段にとても敏感で、高価な品物を遠慮します。たとえば、すし屋では「イクラ、高いけど食べてもいい?」、ファミレスでは「もったいないから僕は水でいい」、子ども服売り場でも「バーゲンになるまで待とう」などと言います。

「しっかりした金銭感覚が育っている」とうれしいのですが、妻や義理の両親は、そんな子どもの姿がとても不快なようで、「貧乏くさい」「みっともない」「品がない」などと非難します。店員や他の客など、よそ様からどう見えるかは気にしたことがありませんでした。もっと子どもらしく食べたいものを食べさせ、好きな服を選ばせるべきでしょうか

 

ヤフーのコメントを見ていると結構な人が妻に同情的。夫が悪い、子供がかわいそうなど。

 

これを見ると驚くと同時にこういう意見が大半だからこそ自分の優位性が保たれると思う(多くの人と異なる考えを持つことでチャンスが生まれるという意味)。

 

個人的にはこれは素晴らしいことだと思う。

 

節約が行き過ぎて苦労することもあるだろう(ケチと思われて)。一方で贅沢や見栄から抜けられず苦労することもあるだろう。

 

どちらが多いかと言われれば直観的には圧倒的に後者。

 

これは単にお金だけの話ではなく、自分を律することができるかどうか、我慢することができるかどうかの問題である。

 

我慢ができない人は苦労をする。

 

何かの本に紹介されていたが、幼い頃に目の前のお菓子を食べずに我慢できた子とそうでない子の差を長期的に分析した研究があった。社会的成功という点では前者の方が優位であった。

 

金銭的に自分を律することができるということは他の事でも自分を律することができるだろう。

 

これはとても大切な教育だと思う。

 

今のような消費社会ではお金なんて使おうと思えばいくらでも使えるよ。むしろ使わない方が大変。街を歩いているだけでも、ネットをちょっと見るだけでも、SNSで配信されるもの、殆どがお金を使うことに関係している。

 

さらにいうと、自分の贅沢のためだけの消費ではなく、見栄のための消費も多い。自分の贅沢だけであれば限界はあるかもしれない。

 

食事には限界があるし、衣類にしても依存症でなければ着るものにも限界があるだろう。旅行といっても時間に限界がある。

 

しかし、「見栄」のための消費が加わるとさらに一段消費レベルがあがる。そして際限がなくなる。

 

大手企業のサラリーマンがローンで外車を買っているのなんてその典型だね。国産車だと恥ずかしいと思ったりして。また賃貸だと恥ずかしいので家を買うとか。見栄のための消費程くだらないものはない。

 

こういう人達は「買えない(またはギリギリ買える)から欲しくなる」のだと思う。それを克服するには二つの方法しかない。

 

1.買いたいものがすべて買えるだけの財産を築く

2.買いたいものでも我慢し、見栄のための消費を抑える習慣を身に着ける

 

1はもちろん理想だが、多くの人は1を達成することは困難。僕も別に1を完全に達成できている訳ではないが、日常で欲しいものは全て購入することはできるレベルにはお金はある。外車だっていつでも現金で買える。しかし不思議なもので、見栄の気持ちがなければ、「購入できる=購入したい」、とはならない

 

いつでも購入できるなら別に今買わなくてもいいやとなる。近くにある観光地に行かないのと同じかもしれない。

 

1が達成できないなら、2の選択肢が残る。

 

金銭感覚というのは生来のものもあるだろうが、習慣の影響もあるだろう。だから幼いころから将来のことを考えて、節約的な習慣を身に着けておくことはとても大切だと思う。