キャピタルゲイン狙いか配当狙いか
今のところ新興市場へのキャピタルゲイン狙いで投資をしている。
イメージとしては5年以内に2倍以上になる可能性のある低時価総額銘柄を中心に投資しているが、果たしてその方針がいいのか、または大企業の高配当銘柄がいいのか、その試算をしてみた。
結果は以下のとおり。
左側が2倍になる年数がx年とした場合の年ベースの複利利回り。
5年で2倍になれば、年ベースで14.87%の利回りとなる。
一方で右側が大企業の高配当銘柄の配当利回りとその配当利回りでリターンが2倍になるためにかかる年数。
高配当銘柄の代名詞JTの場合、現在の株価での配当利回りは7.59%とかなり高い。この配当利回りを前提にすると資産が2倍になるのは9.5年かかることになる(複利で計算しているので配当は同じ利回りで再投資することが前提)。
これをみてどう思うか。リターンだけを見るとやはりグロース株で2倍になる可能性になるものを探るのがよさそう。
ただしここで考慮していないのは、
・グロース株の配当利回り(新興市場でも3%未満で配当のあるもののある)
・高配当銘柄のキャピタルゲイン
・配当の変更の可能性
・株価変動リスク(普通に考えると新興市場の方が高い)
結論としてはどちらも悪くないということ。自分がキャピタルゲイン主体でいくか、インカムゲイン主体で行くかによって、組み合わせを変えて両方持つのがいいような気がする。
自分の選好としては今のところ新興市場のキャピタルゲイン狙いかな。もちろん株価変動リスクはあるが、それを抑えれば(IT企業で下限が限られているもの)、リスクを抑えつつ5年以内に一度くらいチャンスはありそうだ。最悪10年くらい待ってもいい。
これがIT企業でなければ5年、悪くとも10年以内に2倍という条件は厳しいかもしれない(よほど市場が沈んでいる時なら別だが)。しかしIT企業なら5~10年以内に一度くらいはチャンスがありそうだ。
ただし世の中のIT化というのもいつか飽和するタイミングが来るので、この手法が使えるのはあと何年だろうか。本来ならもう少し早いタイミングでIT企業への集中投資を行えていればよかったのだが。
あと5年から10年くらいはチャンスがあるだろう。まだまだ世の中はIT化することで便利になる部分も多いと思うので。