sukerokuのアーリーリタイア(を目指す)記録

アーリーリタイアをする資産は一応あるが、色々なしがらみや心理的なハードルから思いきれないでいる半端モノの記録

集中投資か分散投資か

最近強く思い始めたのは集中投資の重要性。

 

投資をかじったことのある人であれば「分散投資」の重要性は理解していると思う。分散投資の重要性の背後にあるのは集中投資のリスクがある。

 

昔、米国のビジネススクールポートフォリオ理論を学んだ時に教授が「ポートフォリオ理論に従うとすべての資産を組み込むのが最適(リスクリターンの関係において)となり、何かの資産を外すということはその資産について他の人が知らないことを知っていることだ」と言っていたのをよく覚えている。

 

この話は尤もだと当時は思った(今も思っているが)。つまり何かに投資することと何かを外すことは同じで、その資産について他の人が知らないことを知っているということになる。それが特にないなら素直に全部に投資をすればよいということになる。

 

この考えに従って自分は基本的に「分散投資=良い」と考えてきた。実際はそれほど分散投資をしている訳ではないのだが、それでも分散は良いことだと考えてきた。

 

ところが最近は少し考えが変わりつつある。もちろん理論的には分散投資の優位性は間違いないと思う。しかし、いざ大きく儲けようとしたら分散投資では難しい。今からTOPIX日経平均が10倍になることは考えられない。しかし特定の株であれば10倍になることはありうる。

 

また市場には歪みがあり、それを利用すれば特別その銘柄についてインサイダー的な知識がなくても儲けられる可能性はある。

 

そもそも自分が資産を築いたのは自社株からである。これは分散投資ではなく、集中投資の結果であることに気が付いた。

 

ある程度資産がある人がリスクを抑えて資産を運用するには分散投資は有効である。またかなり長期にわたってリスクを抑えながら資産を蓄積していくにも分散投資は有効だろう。

 

しかしある程度の短期間で、市場を大きく上回るリターンを出したいなら、持っている資産を集中して投資していかないとそれは実現できない。

 

今更ながら最近はそれを強く思うようになった。現在株式は20銘柄くらいに分散して投資しているが(その中でも強弱はあるが)、それでもかなり多いと思う。もう少し見直して可能性のある会社5社程度の集中して投資した方がいいように思う。

 

この考え方に基づいてポートフォリオの見直しを実施する予定。新興市場にはmax1億円くらいの割り当てを考えているので、その中で1銘柄あたり2000万円から5000万円くらいの幅で投資をかんがえてもいいかも。今は1銘柄最大で1300万円くらい。1銘柄に5000万円はかなり勇気がいるなぁ。せめて3000万円か?しかし下値が限られている銘柄なら5000万円でも決してりリスクは高すぎないと思うのだがどうだろうか。その勇気を持てるかどうか。