旅のメリット 自然に刺激を受ける
ここ最近旅行ばっかりしているが、あらためて旅のメリットとして感じるのは自然と受ける様々な刺激だと思う。
旅をしていると普段とは違うものに出会うので、自然と刺激を受ける。
日常生活に埋没しているといつもと同じ風景をみて、同じものを食べて、同じようなルーチンをこなす。その結果同じような発想になって、ロボットのように大して考えなくても日常生活を送れてしまう。
それはそれで悪くはないのだが(エネルギーの節約という点では)、やはり刺激が少ないので、どうなのだろう?発想も凝り固まってしまうのではないだろうか。
老人が頑固になっていくように、同じような日常生活を送っていると、余程意識的に行動や発想をしないと全く考えない人間になってしまうのではないだろうか。
哲学者カントは日々のルーティンを大切にしたというが(毎日同じ時間に同じ場所を通るくらい正確だったとのこと)、それはカントは内面の思考に日々多大なエネルギーを使っていたからで、それゆえ他の事にエネルギーを使わないようにしていたのだと思う。
しかしそれは非常に特殊な例で、普通の人はそれほど毎日意識的に思考を深めているわけではなく、単に流されているだけである。ゆえに毎日の行動が同じであれば発想も同じになるだろう。
旅行をするときは周囲に気を配り、珍しいものがあればすぐに調べるし、色々と知らないところを訪問してみたり、本当に自然と刺激を受けることができる。意識的に刺激をうけようと思わなくても、勝手に向こうから刺激が飛び込んでくる。
これが最大のメリットだろうな。
日常生活であればかなり意識的に刺激を作り出さないといけないのに対して、旅行をしていればそれが極めて自然にできる。
ここ最近も信州方面、栃木方面を訪問しているが色々とこれまで知らないことを知ることができて大変良かった。
これがボケ防止に繋がるのかどうか、それは分からないが、ボケ防止に刺激が重要ということであれば役に立つと言えるだろう。