sukerokuのアーリーリタイア(を目指す)記録

アーリーリタイアをする資産は一応あるが、色々なしがらみや心理的なハードルから思いきれないでいる半端モノの記録

Yahooファイナンスのコメントを見ると多くの投資家は感覚でしか売買していないことが分かる

 

Yahooファイナンス掲示板を見ると(少なくとも掲示板に書き込んでいる連中の)殆どの人は感覚でしか売買していないことがよく分かる。

 

会社の中身をよく見ていないし、おそらく財務分析をする能力も気力もないのだと思う。

 

何となく感覚で安い、高いを判断して売買している。

 

掲示板に書き込んでいる人達はそれでも比較的意識の高い連中が多いだろうから、それでこのレベル。それ以外の一般投資家となるとさらに低レベルなのかもしれない。

 

これは僕も実はよく分かる。昔は仕事も忙しかったし、分析するのも面倒だったので(知識はあるが)、適当に売り買いしていた。そして見事に損をしていた。

 

しかしきちんと企業の中身をみて分析して適正な株価を算出して、毎Q毎の開示資料を分析して、日々の値動きを記録して、ということをやっているとやはりその辺の一般投資家に見えないことが見えてくる。

 

ただしこれらをやるにはそれなりの能力、時間、労力を要するのでたぶん簡単ではないと思う。能力と多少の時間がある前提で、1人で何十銘柄もカバーすることは難しい。僕の場合は常時見ている銘柄で10銘柄程度。もう少し拡大して見ている銘柄で20から30程度。これくらいが限界。

 

このように考えるときちんと分析をする個人投資家であれば、きちんと分析をしない投資家が群がっている銘柄の方がチャンスがあるということになる。

 

一定程度の時価総額を超えると機関投資家の連中が分析をしている。機関投資家といっても規模は様々であるが、一般的には500億円くらいの時価総額を超えると機関投資家の投資対象に入ってくるだろう。

 

もう少し小さい規模のヘッジファンド(殆ど個人でやっているところ)であれば100億円くらいでも投資対象に入れてくると思う。

 

そうすると時価総額数十億円程度の銘柄は大して分析もしない個人投資家が群がっていることになる。こういう市場はチャンスが転がっている。

 

そしてこういう銘柄はあまり複雑なビジネス展開をしておらず、1つか2つの事業で成り立っているので理解するのも比較的容易である。

 

一つの四半期の資料だけでは良く理解できないが、ずっとウォッチしていると見えてくることがある。そうやってその銘柄と長く付き合うことで、短期的に感覚で売買する連中を上手く出し抜くことができる。

 

自分のような資産規模で、分析する知識があって時間もあるタイプの人間ならば数十億円規模の銘柄でプロ不在の世界が一番儲けやすいね。