sukerokuのアーリーリタイア(を目指す)記録

アーリーリタイアをする資産は一応あるが、色々なしがらみや心理的なハードルから思いきれないでいる半端モノの記録

今頃FIREってどうかと思う。マス層というのはそういうものだろうけど。

 

FIRE (Financial Independence, Retire Early)という言葉が最近言われ始めて、色々な本が出たり記事がでたり、先日は週刊ダイヤモンドでも特集されたりしていた。

 

僕に言わせれば何をいまさらと言う感じ。

 

僕が社会にでたのは1990年代半ばで、どうやったらfuck you money (いつでも雇用主にfuck youと言って辞められるだけのお金)を稼ごうかと考えていた。つまりFinancial Independenceのこと。

 

それさえあればそのあとは仕事をしてもいいし、しなくても良い。お金のために仕事をするのはしんどいが、お金があった上で仕事をするなら楽しめるだろうと思っていた。

 

実際にそれを随分前に実現してみて当時とは違う感想はあるのだが(これはやはり実現した人しか分からない面もあるだろう)、それはさておき、Retire Earlyするかどうかは別にして、Financial Independenceの事なんて30年近く前から考えていた。

 

別に僕が最先端ということを言っているのではなく、論理的に、普通に考えれば当たり前の考えだと思う。

 

社会に出るにあたってお金のために我慢して仕事を一生し続けるのは嫌だよね  -> そう考えるとFinancial Independenceを早く達成したいよね。

 

誰が考えてもそうなる。

 

だけど驚くことに多くの同級生達は目の前の就職の事だけ考えていたし、目の前の仕事の事だけを考えていた。僕からしたら恐るべきことだと思っていた。

 

そして僕は40代前半頃から老後の事を考えているし、相続の事を考えている。しかし同年代の多くの連中はそんなことはまだ殆ど考えていない。

 

マクロには人口減少が日本および世界中の国にとって最大の問題だと思っているが、政治家や国民はそんな遠い未来のことよりも今目の前にある問題(コロナとか貧困とか)が一番重要だと思っている。

 

時々自分がおかしいのではないだろうかと思うこともあったのだが、周りの意見や周りの関心事と自分が多少違っても仕方ないと思ってこれまでやってきた。

 

そしていまさらFIREとか言っているから笑ってしまうよ。

 

一時期フリーターや派遣労働がもてはやされた時も、僕は懐疑的だった。若いころはいいけど、年増の派遣労働者よりも同じ賃金なら若いのを企業が選ぶのは当然だよね。そんなことも分からず、目の前の事だけを見ている人がいかに多かったか。

 

別に特別な見識は不要だ。普通に考えれば分かると思うのだが、そうではないようだ。

 

今回のコロナ騒動でも思ったけど、日本人に限らず世界中で、物事を冷静に、客観的に、論理的に考えられる人と言うのがいかに少ないことか。逆に言うと、本当に少しの論理性と客観性を持ち合わせることが如何に有利に働くことか。

 

僕はたまたま幸運にもそういうものを持ち合わせていたと思っている。多少教育による成果もあるだろうが、元々そのような気質がなければいくら教育しても無駄だというのが持論。

 

だからある程度社会に還元していくのが責任だとは思っているのだが、どうやってそれを社会に還元していくのかはまだこれだと思うものが見つけられていない。教育の世界で多少貢献できる面はあるかもしれないなと少し思っているが。