sukerokuのアーリーリタイア(を目指す)記録

アーリーリタイアをする資産は一応あるが、色々なしがらみや心理的なハードルから思いきれないでいる半端モノの記録

前例・ロールモデルがない中で進む難しさと面白さ

 

今の僕のライフスライイルには身近なロールモデルがいない。

 

お金を持っている人はいるけど、多くの人は当たり前のようにバリバリ仕事をしている(ように見える)。中にはゴルフ三昧の知り合いもいるのだが、それでもオーナー企業の仕事はある程度一所懸命やっている。

 

 

リタイアしている人はいるけど、同じ年齢層ではない。普通に定年リタイアした人。

 

 

若くしてリタイアした人は身近には直接は知らない。ブログなどで見ることはある。それらは参考にはなるが、やはり直接の知り合いではないのでブログの記事の範囲でしか分からない。30代、40代でリタイアしている人の多くは節約系なのでそれも若干違う。

 

例えば大学を卒業して企業に入ると周りに多くのロールモデルがいる。転職したとしても周りにはロールモデルがいる。つまり自分がこうなりたいとか、こうなりたくないとか、自分の進むべき道がある程度見える。それらを参考にしながら人生を進むのは暗がりの中を進むのではなく、街灯のある道を進むようなものだ。

 

もちろん自分なりの分岐点はある。右へ進もうか、左へ進もうか悩むタイミングもある。しかし右でも左でもある程度見通しというものがある。会社員生活であれば真っ暗な中を進むというのはあまりないだろう。

 

起業をすればサラリーマンよりは暗がりを進むことになる。とは言え起業仲間というのがいるし、起業し経営する道も暗がりではあるがある程度灯りのある道である。実際に僕も会社を作って経営してきたが、どちらの道か悩むことは多かったし、今でも多いが、ある程度ロールモデルなどはあるものだ。

 

その昔若くして米国に留学した。その時もその後の人生がどうなるのか検討が付かなかった。しかしそれでも留学する、MBAを取るという道はある程度一般的であり、その後のキャリアも既存の選択肢から選ぶものであった(起業も一つの一般的な選択肢である)。

 

それらに比べて今の僕の状況はなかなかロールモデルを見つけにくい。そもそもこのようなスタイルで生活をしている人は周りにいないので自分なりに考えて、実行していく必要がある。

 

基本的にあまり人の目を気にせず自分の価値観に従って行動してきたが、それでも全く人の目を気にしないということはないし、ある程度常識的な価値観を持っている。その常識的な価値観(例えば、「中年の男はしっかりと仕事をして家族を養うものだ」というもの)と相容れないのが今の生活スタイルなので困惑することも多々ある。

 

そもそも自分に社交性がないということも関係しているだろう。社交性のある人であれば自分のロールモデルを積極的に見つけに行くか、または自然に出会っているのかもしれない。しかしそのために自分の性質を曲げてロールモデルを探しに行くつもりは自分には毛頭ない。

 

ロールモデルがいない手探りな状況であれば、それはそれでその状況を受け入れ、日々自分の価値観で意思決定して進んでいくしかない。

 

それは決して楽ではないのだが、かといってそれほど困難ではない。誰も僕の生活スタイルや行動にお墨付きを与えてくれないのは少ししんどいのだが、そこにはオリジナリティの可能性があると思う。

 

自分で考えて、そして自分の考えに基づいて行動する。とても単純で簡単な事のように思えるのだが、今この立場に立ってみると、それが意外にも一般的ではないことに気付かされる。

 

コロナ禍で突然にこのスタイルになったのでまたしっくりと来ていないから困惑する面も多い。もう少し時間が経過すれば自分なりのスタイルが出来上がってくるだろう。