コーエーテクモ襟川会長 凄い人だ・・・
知らなかったけど、コーエーテクモ襟川会長というのは有名な投資家みたいですね。
自分でも昔から株式投資にのめり込み、会社の資金も運用しているとのこと。
高齢にもかかわらず、米国のIT系のグロース株に投資をしていたり、やはり成功している人は発想が違う。
「当社の規模であれば、理想は中長期目線で20~30銘柄あれば十分だと考えています。分散しても相場全体が下げれば意味がありませんから」
1200億円の資産規模で20から30銘柄というとあまり分散せず、それなりに集中投資をする方針のようだ。
「投資をする基準は、『自分が入社したい、経営してみたい会社かどうか』です。特に創業者が率いる会社を好みます。頻繁に海外に出張に行くなど、世の中や自分の業界のことが分かっているからこそ、経営者目線で良い会社が見抜けるのです。株式投資に最も向いているのは経営者だと思っています。
これは僕も完全に同意。自分も会社を創業して経営してきたからこそ見えるものがある。このあたりがサラリーマン投資家で有名企業に分散投資をする投資家とはちょっと視点が異なる(良し悪しは関係なく、方針の違い)。
僕も創業者がいる企業の方を好む。なぜなら方針や考え方などがイメージしやすいからだ。逆に言うとオーナーがおらずサラリーマン経営者が率いている大企業は複雑すぎて価値が分からないので投資の対象にはしていない。
「祖母からはよく『株で損をする人はバカよ』と言い聞かされたものです。『株は上がったり下がったりするもの。下がっているときは売らずに持っていればまた上がるからね』と。これがいまでも私の投資哲学を形作っています」
その通りだと思う。
「損切りするのが正しい投資」みたいな言い方をされるが、それが適用できるのは特定の投資方法であって、当てはまらない投資もある。
しっかりと企業調査をして、価値があると判断した会社なら、短期的な細かな動きで損切りをしていると逆に損をする。短期的な動きに囚われて損切りなどはせず、じっくりと放置して長期保有すればよい。
投資の教科書には、「有名な企業への投資」、「素早い損切り」などが当たり前のように書いてあるが、そういう事を書いている連中は個人投資家としては成功したことのない連中だろうなと思う。