過去の一般投資の成績を整理してみたら驚いた、というか、参った・・・。
過去の一般投資の集計をしてみた。
これまでもやっていたのだが、税前で集計していて、課税区分毎に集計していなかった。
一体いくら儲けて、いくら税金を払ってて、税後でいくら儲かっているのか、損をしているのかを確認してみた。
税前では36百万円の損失なのに、何と税金を32百万円も払っているので、トータルでは68百万円のマイナスとなんとも情けない、残念な結果であった。
なぜこういう事が起きるか。損益通算できない資産クラスの間の利益と損失が別々に存在しているからだ。
具体的には株式では利益が出ているのに、先物で損をしている。しかし先物の損を株式の利益にあてることはできないので、トータルで損失なのに、税金を払っているというおかしなことが起きる。
今年度も同じようなことが起きている。株式で利益を出しながら先物で大きく損をしている。また仮想通貨で利益が出ているがそれも損益通算できない。
トータルでは今年中には過去の損失を一掃できる予定だが(主に仮想通貨の利益で)、それでも過去17年くらいの成績がこれでは本当に情けない。
もちろん自社株の売却分があるのでトータルでは大きくプラスであるし、この程度の損失は問題ないのだが、そういう問題ではなく、自分の努力が全く実を結んでいないことに愕然とする。
結果をみて明らかなのは先物で大きく損をしているということ(日経平均先物、CFD、FXなど)。今年の分の損失も含めるとトータルで1.5億円くらい損をしている。なんとも情けない。
結局自分には先物は向いていないということ。今年の損失で完全に足を洗ったので今後先物をやることはない。
先物の原資産である平均株価やFXは明確な価値を計算することは難しい。平均株価はある程度歴史的な水準から割高、割安は知ることができるがそれよりもやはり世の中の流れ、需給の動きの方がより重要だ。
またFXに至っては需給の問題である。1ドルが100円なのか150円なのか適正値を判断するのは難しい(一応購買力平価の考え方はあるだろうがそれが短期的に当たるわけではない)。
さらに言うと失敗の原因はレバレッジの問題だと思う。現物で持っている限り大きな問題にはならないが、レバレッジを効かせることで問題が大きくなる。
過去の投資を見直してみて今後の学びとしては
1.先物は自分に向いていないので手を出さない
2.レバレッジもかけない(投資資金が少ない時はある程度仕方ないが)
3.損益通算できる投資対象を中心に投資をする
4.価値の計算できる得意な分野で勝負をする
1と2についてはすでに実行に移している。先物のポジションは全て整理して資金も引き上げているし、株式の信用取引もしていない。損失の枠が残っているので税金的にはもったいないがこの金は捨てたと思って目をつぶる。
3についてはまだ多少整理が必要だが、基本的には上場株式等と非上場株式等の2つの区分だけで投資する前提で考える。仮想通貨も現在持っているものを売却すれば、連動性が悪くても株式を通じて間接的に仮想通貨に出資する。それと1000万円程度を長期保有をして全損することを前提に保有する。
それにしてもこうやってきちんと現実に向き合うことは大切だと思った。
自分のやり方をある程度掴んだので今後は何とか反撃したいものだ。
途中はいくら負けてようが最後に勝てば良い。