貧乏リタイアを選ぶか、リッチリタイアを目指すか
貧乏リタイアでもいいからリタイアするか、それとも貧乏リタイアするくらいなら適当に働いた方がましか?または頑張ってリッチリタイアを目指すか?
貧乏で働き続けるという選択肢は除外して(これは目指すものではなく結果としてそうなるだけであるので)
1.貧乏リタイアを目指す(1億円未満)
2.働き続ける(ただし金銭的な余裕(1億円)を背景に心の余裕ありを目指して)
3.リッチリタイアを目指す(5億円以上)
この辺りは個人の生き方の関係する部分なので一概にどちらが良いとは言えない。
多くのリタイアブログを見ていると貧乏リタイア~数千万円レベルでのリタイアが多いように思う。そもそもリタイアの中では3より1の方が圧倒的に母数が多いのと、時間が豊富にあるからだと思うが。
このカテゴリーの人たちは本当に働くのが嫌いで、家に閉じこもっていて社会活動をしなくても苦にならない人だと思う。こういう人であれば確かに1億円未満でリタイアして超節約生活をしてもいいと思う。
ある程度頑張れば40代で1億円くらいは貯蓄できるだろう(所得が低いなら副業やバイトを掛け持ちすればできる)。1億円あれば配当利回り3-5%くらいの株式に分散投資すれば年間240万円~400万円の税後収入が得られるので十分に貧乏リタイア生活は成り立つ。
僕はしかし貧乏リタイアは無理かな。支出400万円程度なら田舎であれば暮らせるかもしれないが、子供の事などを考えると難しい。教育費だけは出せたとしても自分の娯楽に使うお金もない。海外旅行もできないし、ゴルフも我慢しながらやる感じになる。
それなら資産を少しずつ貯めつつも働きながら心はリタイアの方がいいかな。働くのは嫌いだけど、貧乏リタイアする人ほどに嫌いではない。意義のある仕事であれば働いてもいい。
もちろんリッチリタイアは望ましいが、それをするには5億円以上の資産が必要である。5億円でもリタイアしてインカムゲインだけで食っていくならリッチなリタイアではなく、普通の生活を働かずに実現する程度である。資産的はリッチでもリタイアすると普通の生活である。
5億円のうち4億円を投資に回す。3-5%の配当利回りの株に投資して、960万円~1600万円程度の税後収入を得る。このレベルであれば家族4人が普通(より少し上)に暮らせるレベルであって、決してリッチな暮らしではない。ここに勘違いが多いように思う。だけどそれを働かずして実現できているところが大きな違い。
ただしこういう人は少ないだろうな。5億円以上の資産があって働き続けている人はいる。この種の人は生活がある程度派手かもしれない。資産もあって収入もあるので、収入を全額使っても問題ないからだ。貯金のことを考えなくてもいい。一方で5億円の資産で完全にリタイアして、配当や利息で普通より少し上の生活をする人は周りをみても少ない気がする。
5億円を50歳までに貯めようと思うと普通にサラリーマンをしていてもかなり難しい。2足の草鞋を履いたとしても難しい。ゆえにこれを目指そうとすると、かなり周りと異なる思い切ったことをして成功しないといけない。
それは難しいのでやはり貧乏リタイア or 働き続けるのどちらかを選択するのが一般的には現実的だろう。
いずれの道を選ぶにせよ頑張れば1億円くらいは貯められる。1億円あればどちらの道であっても精神的にかなり楽である。
あえて言うと僕は1-3に該当しない4かな。
4.リッチリタイアできるけどまだ色々と断ち切れないものがあり完全にリタイアできてない。
中途半端なようで意外にこれはこれで居心地の良いステータスである。
毎日することが決まっていなくて毎日決めないといけないよりは、適度にストレスが溜まらない程度の用事が入っているくらいが丁度いいかも。
毎日することを能動的に決めるというのは結構大変である。僕の場合は週に3-4日くらいは能動的に決める必要があるが、3日程度はある程度仕事や用事で自動的に決まってくる。だから少々面倒ではあるのだが(アウトドア活動の時は天気を見て決めたいのにそれができないとか)、実はこれが居心地がいいかもしれない。