sukerokuのアーリーリタイア(を目指す)記録

アーリーリタイアをする資産は一応あるが、色々なしがらみや心理的なハードルから思いきれないでいる半端モノの記録

米国のビジネススクールの講義に参加

 

今朝は久しぶりに母校のビジネススクールの講義に参加。

 

講義といってもチャリティー的なイベントでそれに付随してビジネススクールの教授がちょっとした講義をしてくれたもの。

 

米国のビジネススクールを卒業してもはや20年以上が経過。最近は米国のビジネススクール的な雰囲気を忘れていたので昔を少し思い出した。

 

僕がビジネススクールに留学したのは20代半ば。日本で会社員を3年経験してから渡米した。

 

当時はやる気満々で、日本の企業の「ぬるさ」に耐えられなかった。もっと自分を追い込んでキャリアアップを図りたかった。だからアメリカにいって、ビジネススクールを卒業した後は米国系の金融機関で存分に自分を追い込むつもりだった。

 

今でも思い出すのは合格の通知を受けた時、それからアメリカに向かう時。そしてMBAを取って帰国する時など。行くときはかなり気合を入れて頑張ろうと思っていた。帰国する時もこれからキャリアアップを図って頑張ろうと強く思っていた。

 

あれから20年以上が経過してそれなりの成果を上げることができた。それが直接的にビジネススクールの影響なのかは分からない。しかしやはりあの2年間の経験が自分の大きな影響を与えたと思う。

 

50を目の前にしてあの時のような上昇志向とやる気はなくなっている。あの頃の自分が今の自分をみたらどのように思うだろうか?

 

上昇志向が減退している自分を非難するだろうか?とは言え目標をある程度達成したことによる上昇志向の減退なので、自分としては満足している。

 

目標を達成できず、やる気が減退しているならそれは問題だが、ゴールした上でリラックスしているのなら問題ないのではないだろうか?

 

もちろん目標を再設定することもできる。また金銭的には100%目標を達成したとは言えない。自分の持っていた目標は使っても使っても余るくらいのお金を前提にして、普通に暮らすことであった。さすがに使っても使っても余るくらいの資産はまだ築いていない。

 

しかし予想外だったのはそのあと博士号を取得したことだろう。仕事上のことは考えていたが、修士以上の学位の取得はその当時は全く念頭になかった。この点においては自分の目標以上を達成できたと思う。

 

振り返ればあっという間。しかしこの20年はとても濃密な20年であったと思う。20年あれば0から100兆円の企業だって作ることのできる時間だ。

 

やはり若い頃に懸命に努力して頑張ったことは良かったなと今改めて思う。