sukerokuのアーリーリタイア(を目指す)記録

アーリーリタイアをする資産は一応あるが、色々なしがらみや心理的なハードルから思いきれないでいる半端モノの記録

ステレオタイプ的にはなりたくない

 

ステレオタイプ的な生き方は避けたいというのが自分の価値観の一つである。

 

自分の場合は海外でMBAを取って起業して、、、というといかにも仕事大好き人間みたいだ。

 

だけど実際は仕事は大嫌い(特に最近)。

 

自分をこれ以上高めて行こうという意識はあまりない。むしろそういう気持ちを意識的に否定していこうとしている。基本的には上昇志向の強い人間だ。だから海外のビジネススクールに行ったり、起業したりした。常に貪欲に学び、経験を積もうと思ってやってきた。

 

しかしいかにもMBA的なステレオタイプ的な人間にはなりたくはない。

 

なぜそのように思うのかは分からないが、元々自分があまのじゃくな性格だからだろうか。それとももともと持っている非社交的な性格だからだろうか?

 

40代半ばまでは我慢して非社交的にもかかわらずできる範囲で社交的に振る舞ってきた。多少無理をしているがそれほど大きな無理とは思っていなかった。

 

しかし40代も半ばを超えると自分の持つ非社交的な部分がかなり前面に出てきた気がする。そして無理に社交しようという気が本当になくなった。

 

会社を経営しているとある程度の社交性は求められるものである。社外はもちろん社内でも。僕は社員との飲み会も嫌いである。

 

普通は上司が飲み会が好きで、部下が嫌々付き合わされるというのがステレオタイプな構図であるが、自分の場合は上司である自分が嫌なのである。まぁ、部下も嫌だと思うが。

 

実際にこういう人はそれなりにいるとは思う。ただしステレオタイプの上司像には合わないのだ。

 

会社をもっと大きくする、自己実現をするなどという起業家像とも自分は合わない。早く会社を売って身軽になって隠居生活に入りたいというのが本音。

 

世の中にはステレオタイプから外れる人も大勢いるはずである。

 

ただしそれらの人は見えにくい。

 

人はステレオタイプで見るから、実際に見ていても見ていないということが起こる。

 

僕はなるべくステレオタイプを否定して生きていきたいなと思う。

 

 特に40を過ぎてリタイアできる資産を持ってからそのように強く思うようになった。

 

元々目標としてきたのはfinancial freedom。米国では"fuck you money"と言われるそうだが(上司や会社にfuck you と言って辞めることのできる資産)、いつでもやめて自由になれるだけの資産を築くことが目標だった。

 

40歳頃にそれを一応達成して、気づくと無理に我慢をする必要がないことが分かった。ただし頭では分かっていても行動に移せるか、移すかは別の話である。

 

これまでの常識を否定して行動を起こすのは簡単ではない。僕の場合はそのように思ってすでに5年以上経過している。最近ようやく上昇志向、勤勉性が取れてきて(コロナの影響もあるが)、もう少しリラックスして過ごせるようになってきている。