コロナで得をする人がコロナを煽る

何事においてもそれで誰がどういう得をするのかということを考えることが本質に繋がる一歩だと思います。

得をするというのは多くの場合は金銭的な得が多いと思いますが、時にはそれが権力であったり、自尊心を満たすことであったりします。

戦争反対など言いながらと誰もが反対できないことを呑気にパレードしている牧歌的連中を見るとなぜか腹が立つのは、そういうことが分かっていないからだ。

戦争反対と言えば戦争がなくなるのか、という点はさておき、戦争をする人たちは戦争が目的なのではない。戦争はあくまで手段なのである。ゆえに戦争反対といってもあまり効果はない。

戦争を仕掛けるのは戦争をすることで得をする人達だ。戦争そのものが好き（つまり戦争そのものが目的）という人は少数だろう。それよりも戦争で儲かる企業の経営者・政治家、戦争することで支持率を上げたい政治家、政党（そもそもなぜ支持されたいのかという点は個人的には疑問だが）、戦争することで自分が重要な立場になり自尊心が満たされる軍隊の人達。

儲けたい、権力を持ちたい、自尊心を満たしたいというのは誰もが持っている共通の欲望である。それが戦争という手段で満たされるか、他の手段で満たされるか、手段は違っても皆同じような目的を持っている。

戦争をせずにそれらを満たす方がよいのだが（例えばビジネス社会は戦争と同じように競争である）、中には戦争することがそれらを満たすのに手っ取り早い人達がいるのである。

話が戦争になってしまったが、コロナも構造は同じ。

コロナを煽って儲かる人達がいるのである。実際は死者数を見れば例年のインフルエンザ以下なのに、やたらとコロナを恐れる空気が出来上がってしまった。それはコロナで死ぬというよりも社会的な殺されるリスクが高いからであろう。

マスコミはコロナで視聴率が上がる。学者は知名度が上がる。本は売上があがる。ネット企業はユーザーが増える（GAFAなどはその典型）。影響力のあるこういう人達がコロナを煽ることで儲かる人達だ。

一方で飲食や観光産業など小さな事業体で影響力のない人たちが犠牲になっている。派遣労働者などもしかり。

今回のコロナ騒動で本当にこういう人々の貪欲さとそれに騙されてしまう人間というのが嫌になってしまったな。

早く引退してこういう苛立ちから無縁である生活をしたいものだ。