お金持ちに見せたいだろうか、それとも普通に見せたいだろうか?それとも実態以下に見せたいだろうか?
自分をお金持ちに見せたい人は結構いるがその人たちを見ていると不思議だなと思う。
芸能人などは人から見られる、羨ましがられる世界にいるので仕方ないのかもしれないが、芸能の世界にいない人達でも同じ。
高い車に乗って、高級住宅街に高い家を購入して、子供の教育にお金をかけて、ブランド品を身に着ける。それほどお金がなくても、少しでも良いもの、というより単に高いものを購入して実際の自分よりもお金持ちであるように見せたがる。
世の中には自分の実態よりも、よりお金持ちに見せたい人とそうでない人がいる。これはお金持ちでもお金持ちでなくても同じ。平均的な貯蓄額しかない人でも、貧乏に分類される人でも、今の自分よりもよく見せたいかそうではないかに分かれるだろう。
お金持ちになると少し事情が異なる。さらにお金持ちに見せたい人は一定数いるのだが、ありのままというよりも、むしろ自分の実態よりもお金を持っていないように見せたいという欲求を持つ層も出てくる。
自分の場合はまさにそれで、自分の実態以上に見せたくないし、実態どおりにも見せたくない。むしろ実態以下に見せたいと考えているし、実際に日々の生活や服装などからは実態どおりには見えないだろう。
さすがに平均的なサラリーマンのように見せたい、見られたいとは積極的に思わないが(結果的に見られているかもしれないが)、普通よりもちょっと裕福くらいに見られるのが丁度良いだろう。
余計な妬みも生まないし、かといってさげずまれることもない。適度な尊敬を得られることくらいがちょうど良いだろう。過度に貧乏だと思われても面倒だし、実態以上でなくても実態程度にお金持ちと思われても面倒である。
このように見せているからだろうか、人から借金を申し込まれたこともないのが幸いである。
自分を実態上に見せたい人というのは傍から見ていると必死である。なぜそんなにお金持ちに見せたいのだろうか。お金で人の妬みを積極的に買って優越感に浸りたいのであろうか。
自分がお金をもっていればすでに毎日十分な優越感に浸れるものである。世間のニュースからは物価の上昇で生活が苦しい、住宅ローンがどうだ、教育費がどうだ、親の介護の費用がどうだというそういう話で溢れかえっている。
そのような中でそんな世間一般のお金の苦労と無縁であればそれだけで毎日気持ちは充足されるので、それ以上に積極的に人の羨望を買うメリットはない。むしろその羨望は妬みに変わるので面倒なだけである。