sukerokuのアーリーリタイア(を目指す)記録

アーリーリタイアをする資産は一応あるが、色々なしがらみや心理的なハードルから思いきれないでいる半端モノの記録

割安と思った銘柄への投資方法:一気にいくか、徐々にいくか

 

割安と思った銘柄への投資方法について色々と思案している。

 

1.一気に行くべきか

2.徐々に様子を見ながら行くべきか

 

僕は基本的にIT系の低時価総額株に投資をしている。低時価総額とは言え利益が出ている会社なのでボロ株への一発逆転ではない。ゆえに値を下げるにもある程度限度がある(とは言え赤字転落などのサプライズの可能性は常にあるが)。

 

そう考えると1のように買うべきタイミングでは一気に購入してあとは寝て待つだけというのが理にかなっている。もちろん取引量が少ないので一度に購入はできないが、細かい値段を気にせず、買うときめたら一定量を購入するまで続ける。

 

この方法の良いところはタイミングを見ている最中に上がってしまって自分の割安の基準から外れてしまうリスクを避けることができる。

 

浮動株が少ないので上がる時は一気に上がる傾向があるので、狙っていた株が買えないリスクが存在する。実際にこの1か月でも狙っていた株が急騰して買えなくなった。

 

逆のリスクは買った株がさらに下がってしまいもっと安く買えたのにと思うリスクだ。当然ながらこれはある。現在投資している19銘柄のうち4銘柄は含み損状態。一番酷いのは58%の含み損(これはかなり安易で適当に投資したのでやむなし)。

 

さらに下がるリスクを考えるとどうしても2の方法を取りたくなる。

 

結局これについては明確な結論はでないのだが、自信の度合いによって変えるべきと思う。自信がある銘柄は1で、あまり自信がない銘柄は2の方法で投資する。

 

しかしそもそも自信のない銘柄に投資すべきかという問題も存在する。自信のある銘柄だけに絞れば1になる。

 

理論上はそうだが、しかし自信はないのだが、投資しておきたいという時も存在する。そういう時は2の方法に頼るのもありだと思う。

 

世紀の空売り」でMichael Burry (scion capitalのファンドマネジャーで、サブプライムで大儲けした投資家)の投資方法が紹介されていたが、彼は1の方法で投資をしている。これと決めた銘柄は細かい値動きに関わらず思い切って投資する。ゆえに投資後に半値になることも多いが、そのあとに大きく伸びるという方法だ。

 

Michael Burryはレバレッジを使っていないので(少なくとも当時は)、これができる。レバレッジを使っているとこれができない。

 

僕もレバレッジは使っていないので半値になろうが最終的にその株が伸びてくれば痛手はない(精神的にはしんどいが)。現物投資家ゆえの強みだと思う。

 

yahoo financeの掲示板などを見ていると信用で取引している連中が多い。そういう人達はやはりタイミングが重要であるし、一時的にでも半値になると困る。

 

一方で現物投資をしている僕にとってはタイミングは重要ではなく(もちろん早く思う方向に行って欲しいが早すぎると買えなくて困る)、半値になっても特段困らない。これが逆に強みになると思う。

 

現物投資家の強みを最大限生かすなら割安と思った株できちんとした根拠があるなら、1のやり方で、あまりさらに下がる可能性を怖がらず思い切って投資するべきという結論になる。

 

やっぱりそうだよな。頭を整理して考えるとやはりそうなる。今投資している銘柄にも1の方針でさらに資金を追加して思い切って投資するか。