政治家って嘘を言わないと行けないから大変だな。自分にはできない。
経済再生担当の西村大臣の失言が批判されているが、たぶん思いつきで言ったことではなく、実際にそのような議論があったんだろうな(銀行を通じて飲食店を指導=融資の引き上げをちらつかせて圧力をかける)。
西村大臣の発言は法治国家としては全くの論外で、経済再生ではなく、経済破壊大臣とか揶揄されている。
それにしても失言というのは結局本音だんだよな。
政治家や大企業の社長というのは本音で語ると批判されることが結構ある。だから本音でないことを毎日たくさん言わないといけない。
「みなさんのお陰」と思ってなくても「みなさんのお陰です」と言わないといけない。
バカなヤツだなと思ってもバカとは言えない。
本音を隠して嘘ばっかり言っていると結構ストレスが溜まると思うけど。
政治家や大企業の社長連中は嘘を言うことについてのストレス耐性が強いのだと思う。
そういう点では詐欺師と同じ。
公約をしても殆どは実現できない。それが分かっていても公約をする。
企業の社長であれば計画を立てて投資家向けに発表する。ビジョンを掲げるが多くは実現できないことである。
僕は嘘を言い続けるとかなりストレスがたまる。良いか悪いかは別にして根が真面目だからであろう。平気な顔をして嘘をいうとかなり疲れる。
だから政治家とか大企業の社長とかになるのは不可能。たぶん体を壊す。
嘘をついて平然としてられる能力も政治家や大企業の社長には重要な資質なのだと思うね。
それがいいとは思わないけど、社会は本音だけでは渡っていけない。
実際に本音は少ない。嘘で固められ、その中に少しの本音がある。
結構本音で話す僕でもやはり人と会う時は嘘をついているから、それが疲れるんだと思う。だから人とずっと一緒にいると疲れが出てくるので、一人でいたくなる。
もう組織で働くのはしんどいな。お金はあるのでさっさとリタイアしたいものだ。