言いたいことが言えないのはストレス
社会的な立場なんてものがあると言いたいことが言えない。
しがない会社の創業者役員をやっていてもいいたいことがいえない。
例えば社員が辞めることになっても一応立場上「残念」と言わざるを得ない。本音では別に残念だとは思っていないのだが(人による)。
基本的に辞めたいという人を引き留めるつもりは全くない。引き留めて良かったことなど一度もないからだ。
悩んでいるという相談なら引き留める可能性はあるが、辞めると言っているのだから引き留めてどうする?
「みんなのお陰」とかも言わないといけないし(本当に思っている時もある)、「頑張れ」「期待している」とかも言わないといけない。
コロナについても、「(客観的に数字をみて)インフルエンザ+αくらいかな」と思うのだが、そういうとコロナを本気でエボラ出血熱のように怖がっている人もいるのでそんなことも言えない。
バカな奴にバカというとパワハラになるし、色々と面倒だよね。
こんな小さな会社だってそうやって言動に気を付けないといけないのに、ましてや大企業の社長や政治家になっただろうなることだろう。
僕はそういう役職には全く興味がない。
多少自己評価を高めに自慢めいていうと、ある程度の規模の企業の社長や役員になろうと思って頑張ればなれると思う。
しかしそもそも僕は余計な人付き合いが嫌いだし、飲み会も大嫌いだし、さらに思ってもないことを言うのが大嫌いなので、社会的な立場を持つと非常にストレスがかかる。なのでそういう立場に自分を置く気はない。
名誉も不要。必要なのはお金、自由な時間、自由に言動できる状態。
大企業の社長とか政治家になりたいという人は、そういうのがあまり苦にならない人なんだろうね。自分が思っていることと言うべきことが異なってもストレスが溜まらない人。またはそのストレスよりも、権力を持つことも喜びの方が大きい人なのだろう。
いつも大企業の社長の話とか政治家の話を聞くと思ってしまう。
「コイツ、本当はそんなこと思ってもないくせに、よくもぬけぬけと平気な顔してそんなこと言えるな」と。
もちろん社会的な立場があっても自由に言いたいことを言えばよいのかもしれない。しかしそれだと軋轢を生むし、敵を作ることになる。軋轢を生んでも、敵を作っても全然気にならないという程の精神力を自分は持ち合わせていない。