kabu.comから楽天証券へ証券を移管。貸株がその理由
初めて証券の移管をした。
これまでずっとkabu.comを使ってきたのだが(15年以上?)色々と不満があって楽天証券に移管した。
移管そのものはスムーズで申し込みをしてから3営業日くらいで完了した。
売買履歴などは引き継がれないが簿価などは問題なく引き継がれるので損益計算には問題はない。
今回移管した一番の理由は貸株。
kabu.comは貸株の仕組みがショボい。楽天証券であれば稼げる利回りがkabu.comでは稼げない。
僕の場合は長期投資で少なくとも2倍、できれば3~5倍を狙いたいと思って投資しているので長時間寝かすことになる。預けている株式も数億円になるので、1%でも貸株で稼げればちょっとした小遣いになる。
楽天は僕の保有する全銘柄が貸株の対象であるのに対して(貸株料は安いものは0.5%程度で高いもので数%)、kabu.comでは全然対象になっていないので、数百万円の機会損失になる。
加えてもともと不満に思っていたのが売買履歴。楽天証券では過去の分はすべてさかのぼってダウンロードできるのに対してkabu.comは過去2年間のみ。
ネット証券も大手(SBI, マネックス、楽天)とkabu.comのような準大手ではかなりサービスレベルに差が出てきたように思う。
SBI証券、マネックスでも良かったが、楽天には投信がiDecoも保有していたので、とりあえず楽天に移管。
移管手数料は1銘柄1100円なので大した問題ではない。
kabu.comは長い間使いなれたインターフェースなので楽天証券に慣れるのは少々面倒なのだが、これだけ貸株の収益力に差があるとどうしようもないね。
kabu.comはKDDIグループになったがこのままシェア争いに負けるようだと厳しいかな。
直近決算期の当期純利益を比較するとかなりの違いがある。この利益の差は投資余力の差につながるのでkabu.comは結構しんどいかも。
SBI証券:461億円
マネックス証券:152億円
楽天証券:87億円
kabu.com証券:15億円
ネット証券はまた再編があるかもね。