sukerokuのアーリーリタイア(を目指す)記録

アーリーリタイアをする資産は一応あるが、色々なしがらみや心理的なハードルから思いきれないでいる半端モノの記録

プロ野球戦力外通告

プロ野球戦力外通告を今年も観た。

 

今年のは正直イマイチだったかな。終わり方もイマイチだし、登場人物(3名)もイマイチ個性を感じなかった。撮り方の問題かもしれない。

 

僕も勝負の世界(会社経営、投資)にいるので同じように厳しい世界で勝負している野球選手の話には興味を持って観ている。

 

いつも思うのは、いくら勝負の世界にいるからといって、リスク管理がなっていないということ。野球一筋を言い訳に野球しかできないとか、野球しか考えられないとか、正直言ってそれは勝負ではなく無謀である(投資ではなく投機ともいえるか)。

 

もちろん自分が進みたい道で一所懸命になるのはいい。それに集中しないと生き残れない世界ではあると思う。それでもやはり自分の実力は客観視すべき。超一流選手ならまだしも、1.5流、2流のプロ野球選手であれば早い段階でプロ野球の職業を続けられなくなることくらい分かるはず。そんなのは当たり前である。だからその後の道についてはある程度準備しておくべき。それがあるからこそ目の前にことにより集中できるというものである。

 

それなのに観ているとプロのアスリートはどうも身体ばっかり動かしてそういうことを考えていない(むろん全員がそうであるとは言わないが少なくとも戦力外通告に登場している人達)。もうちょっとそういうことに頭を使うべきではないか?ビジネスマンだって色々とリスクを考えて準備はしているものである。それができないならビジネスの世界に行っても通用しない。野球ばっかりやっていてもそういう発想と行動ができる人はビジネスの世界でも通用する。プロ野球選手であることを言い訳に野球ばっかりで他のことを考えないのは思考が単純すぎて使えない。

 

25歳で生き残れても30歳、35歳、40歳で生き残れないかもしれない。そもそも40歳で生き残っている人は殆どいないわけであるからいつか来るということは明白である。野球に限らずプロのスポーツ選手に対してそういう座学をもっとやるべきではないだろうか。サラリーマンと違って野球選手のセカンドキャリアは早く始まる。

 

今日の映像でも思ったが、クビになるリスクが高く、また年俸も決して多くないのに(2000万円未満?)、また子供もいるのに、外車に乗ったり良いマンションに住んだりと勘違いしていると思う。プロ野球選手はこうあるべきと思っているのか、周りに影響されてか分からないが、そんな贅沢をする余裕はないはずである。周りがどうであれ自分は自分の方針を貫くべきである。それができないならビジネスの世界にいってもうまくいかない。

 

自分が1.5流、2流のプロ野球選手であれば、超節約生活をするし、妻にも働きにでてもらうし、セカンドキャリアの準備もやりながら現役生活を続けると思う。

 

ビジネスマンでも結局それができない人が殆どなのでプロ野球選手だけの話ではないと思うけど。